1年次においては、基幹教育科目を中心に、物理・数学の基礎学力を養うとともに、最先端の現代物理学および情報理学を概観する。第2年次には現代物理学の基礎科目(力学、電磁気学、量子力学、統計力学)を必修科目として学習する。第3年次には基礎科目からの発展科目を学習し、同時に物理、化学、生物学、地球惑星科学についての実験科目を学習することにより、理論と実験との関連性についての知識を涵養する。第4年次においては、最先端の物理学を学習するとともに、特別研究により現在の最先端の問題について研究を実施する。
1年次においては、基幹教育科目を中心に、物理・数学の基礎学力を養うとともに、最先端の現代物理学および情報理学を概観する。2年次においては、情報理学の入門的な科目の他、情報理学を深く学ぶために必要な数学として、代数、論理、統計、解析を学ぶ。これらの科目には、内容の理解を深めるための演習科目が設けられている。3年次においては、計算理論、アルゴリズム理論に関する科目と、種々の応用分野の基本的事項を涵養するための科目をバランスよく学ぶ。アルゴリズムの実装能力を修得するため、1年次から3年次の前後期を通して、プログラミングの演習科目が1つずつ配置されている。4年次においては、研究室に配属され、情報理学の最先端のテーマについて研究を行う。
化学科では、物質を理解するための化学の基礎知識と、その専門知識と方法論で社会に貢献する姿勢を身につけるために、以下のカリキュラムを編成しています。1年次には、基幹教育科目を中心に、化学を深く学ぶために必要な数学、物理、外国語などの基礎学力を養うとともに、視野を広げ俯瞰力を養うために一般教養を身につけます。続く専攻教育では、2年次に化学の基礎知識、3年次に発展的な知識に関する講義を受け、並行して学生実験を履修します。これらの講義・実験で、無機化合物、有機化合物、高分子化合物、生体物質など広範囲の物質群を取り扱い、構造と性質、さらに反応と合成について学びます。4年次には、研究室に所属して化学特別研究(卒業研究)を行います。最先端の研究に触れて化学現象に対する理解力・洞察力を養い、学術論文の読解力、研究成果の説明能力など専門技能を訓練します。また、社会の中で化学が果たす役割に触れ、人類社会に貢献する意識を養います。
地球惑星科学科では、地球や宇宙での自然現象を科学的に理解し、社会に応用する能力を培うため、以下のような方針に基づき、カリキュラムを編成しています。
教育指導体制・科目履修
1年生には、学科長と担任教員が中心となってガイダンスを行うほか、各人に応じた修学指導を行うために、学生数名に1人の割合で教員がつくという修学指導員制度を導入しています。低年次では、外国語の習得をはじめ、幅広い教養の涵養を目的とする教養教育科目のほか、理系基礎科目、情報処理科目を学びます。
数学に関しては、初年次から2年次前期にかけて、理系基礎科目として微分積分学、線形代数学を学びます。そのほか、高学年次に学ぶ数学に必要な基礎力を養うための数学基礎、 少人数によるコアセミナーが開講されています。2年次後期と 3年次前期で、純粋数学及び応用数学の各分野の基本的事項をバランスよく学びます。
必修、選択必修の講義科目には、内容の理解を深めるため演習の時間が設けられています。演習は2クラスに分けられ、複数の教員によりきめ細かい行き届いた指導が行われます。情報数学には計算機実習がつきます。
3年次後期からは、現代数学のさまざまな分野の入門講義が開講されており、学生が自分の興味に応じて選択することができます。3年次後期及び4年次での必修科目である少人数セミナー(数理学講究 I、II)では、興味のあるテーマ・話題からの専門分野への導入がはかられます。そこでは教員による個人指導のもと、学生自らが数学を能動的に学習する力を育成します。
より専門的な学習、研究を希望する学生には、大学院進学への道が開かれています。