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平成28年度 奨学金受給者報告書

氏名 古賀 由眞
学科・専攻、学年 化学科 1年
留学先(国名) サンノゼ州立大学(アメリカ)
留学期間 平成28年8月27日~平成28年9月26日

留学内容全体について

 あらゆる方面をカバーした内容で、満足できた。まず、語学の面について述べる。ホームステイでは、スラングや相づちの仕方、ボディランゲージに慣れ、自然な英語がどういうものか肌で感じられた。Sureやcuteなど、短くていいので頻繁に相槌を入れるのがアメリカンスタイルだ。ボディランゲージは真似して使ってみると楽しい。平日の午前中、学校では、発音やディスカッション、プレゼンを中心に授業を受ける。ほぼ毎日発表し、発表することに抵抗がなくなっていく。一番上達が目に見えたことは、買い物がスムーズにできるようになったことだ。レシートは受け取りますか、他に注文はないですかなど、初めは早すぎて聞き取れなかったが、最後の方は聞き取れるようになって嬉しかった。

 次に、アントレナーシップについて述べる。毎週金曜日にシリコンバレーで有名な会社を訪問したり、平日の午後に講義を企画してもらい、生き生きとした人たちから話を聞いた。こんなに面白いプレゼンがあったのかと思うだろう。プレゼンのコツは、有益な情報と、冗談と、ボディランゲージのバランスらしい。言っていることは皆同じだった。まとめると、自然発生したシリコンバレーのエコシステムによって、ここはイノベーションが起きやすい。投資家が多く、失敗はむしろ高評価されることがある。解雇は起きやすいが、3、4年で転職するのが普通だから、自分にあった職を見つけやすい。会社は食事、スポーツ、休暇などサービスは惜しまないし、社長は尊敬できるので、皆進んで仕事をやっている。今はloTやAIなど、インターネットと機械化の時代だ。それを踏まえると、秘書、会計士、弁護士や医者などが将来消える職業で、エンジニアなどが発展する職業だと言える。日本はソフトウエアやイノベーションの面で遅れてはいるが、国民性や環境が違うのでシリコンバレーを真似するのは得策ではない。また、日本の同調性は、新しいアイディアをもたらすのにしばしば妨げとなるが、外国人には神秘的にうつるぐらい一目置かれているので変えるのはもったいない。きっと、日本の良いところを伸ばしつつアメリカ方式も取り入れる、新しいスタイルを作ることが望まれているのだろう。これらのことは、ニュースでも度々目にする。わかりやすく話していただいて、本当によかった。

 週末や午後に空きがある日は、観光もたくさんできたので、飽きることがなかった。ディズニーランド、ハリウッド、ヨセミテ、ミュージアムなど、盛りだくさんだった。世界中の料理も堪能できた。アメリカンならではの盛大なパーティーは、身分に関係なく話せて、人脈を広げる良い機会だと思った。

他国の人たちとの交流を通じてどのような変化がありましたか?

 熱心に相槌をしてくれたので、自分の意見を言うこと、表現することが楽しくなった。アメリカにいる間に、道端や、バスを待っている時、スプーンを取っている時でさえ、フレンドリーなアメリカンは話しかけてくれ、楽しませてくれた。だから今度は私が、日本にいる外国人に話しかけたくなった。

留学によって変化が見られた事項について

 理学専門分野におけるアプローチについて、想定するのは問題解決時に行き止まった時だが、煮詰まった時に欲しいのは変化だ。変化が欲しいなら、友人、場所、生活習慣を変えるのが有効だと教わった。だから、私は、相談する相手を変え、遠出をし、時間の使い方を見直すだろう。

 思考法については、ブレーンストーミング、特に全部の意見が出るまで否定しないこと、が大事だと思う。語学力については、道のりが険しいことを思い知らされた。私は、英語で味覚についての発表を教授から留学中に聞けたのだが、恐ろしく早口で、単語も、専門用語になってくるので、理解できない部分が多かった。ただ、1年生という早い段階で、イメージは知ることができたので、目標ができてよかったと思う。さらに、また会う機会がある友人もできたので、英語を勉強するモチベーションが上がった。仕事とは、ニーズを見つけ、それにあったサービスを提供していくことだと学んだので、私もニーズを見つけ、どうやったら過ごしやすくなるだろうと考えて過ごしている。

今回の留学がこれからの進路にどのように活かされますか?

 教員免許を取るか悩んでいたが、やはり自分に教師は向いていないということがわかった。シリコンバレーの職場環境は自分に合っていそうだったので、選択肢の一つとなった。消えていく職業と発展していく職業の見分けがつくようになった。また、会社の成長の規則を知った。売り上げが下がってきた段階でも、前向きに、変化を起こせる会社が有望だ。だから、就職選びでもそこを1つの基準にしていく。インターネットやソフトウエア、人工頭脳関連に興味を持った。スマホが手元にある現代で、知っておいて損はないので、自学しようと思う。

後輩に向けて留学して良かった事、準備しておけば良かった事等について

後輩に向けてよかったこと

  • 現地での友人ができたことが1番大きかった。
  • 九大での友人もできた。留学で知り合った人との関係は、九大に帰ってきてからも続く。
  • 世界の会社の仕組みを知れる。会社選びで役立つだろう。
  • コミュニケーションの見本になる人が多い。
  • 日本より過ごしやすい気候で、リスが可愛い。
  • 世界の料理が食べられること。

準備しておけばよかったこと

  • スラングの勉強
  • 行きたいところ(聞かれます)