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 日本で初めて新元素を発見:物理学部門 森田浩介 教授
平成25年5月10日(金)
 「スイ、ヘ、リー、ベ・・・」の暗記法でお馴染みの元素周期表ですが、実は、自然界の元素は92番のウランまでしか存在していません。それ以降は人工的に合成されるのですが、新しい元素の第一発見者には、その命名権が与えられることもあり、世界中の研究者らがその探索実験にしのぎを削っています。
 本年4月に大学院理学研究院に着任した森田浩介教授は、理化学研究所で研究員として在籍していた2003年にそれまで未発見であった113番目の新元素合成実験を開始し、2004年と2005年に世界で初めてそれぞれ1原子合計2個の113番元素の原子の合成と確認に成功しました。当時この成果は、日本で初めての新元素の発見ということで、新聞等で大きく取り上げられました。さらに昨年には、3例目となる113番元素の合成と確認に成功しました。現在、国際機関において、同じ113番新元素の発見を主張している他国の研究チームとの優先権の議論がなされています。
 森田教授は1979年に本学理学部卒業、1984年に大学院理学研究科物理学専攻博士後期課程を単位取得退学後に理化学研究所に在籍、本学理学研究院教授に着任された現在は、未だ発見の報告の無い119番以降の新元素の合成を目指しています。
 また、母校である本学に着任したことで、自身の研究に加え、今後は、「本学の若い学生と物理学における発見の喜びを分かち合い、結果が出るまで時間のかかる研究でも楽しんで行えるような研究者を育てたい。」と後進の育成にも意欲を見せています。
※平成25年4月19日付け西日本新聞(朝刊)に森田教授を紹介する記事が研究内容とともに掲載されました。
関連先リンク
実験核物理研究室
理化学研究所の森田浩介さん(九大理学部卒業生)が113番元素の合成に成功しました。(理学研究院ニュース 平成24年9月28日)
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