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 藤木教授が細胞内のタンパク質配送システムで新たな発見をしました。
平成25年3月12日(火)
 真核生物の細胞内には脂質膜で仕切られた種々の細胞小器官が存在し、細胞機能の発現を支えています。細胞小器官ひいては細胞が正常に機能するためには、細胞内で合成されたタンパク質がそれぞれの「仕事場」となる特定の細胞小器官へ正確に運搬される必要があり、この「タンパク質の選別輸送」が破綻すると疾患を惹起することが知られています。九州大学大学院理学研究院 生物科学部門の藤木幸夫 主幹教授(理事・副学長)の研究グループは、ヒトをはじめとする哺乳動物の細胞内において、C末アンカー型タンパク質が細胞内小器官の一つであるペルオキシソームへ選択的に配送される仕組みを解明しました。一般に、タンパク質輸送機構の枠組みは生物種間で高度に保存されていますが、C末アンカー型タンパク質のペルオキシソームへの輸送機構は酵母と哺乳類で異なることを発見しました。今回の研究結果は、C末アンカー型タンパク質の選別輸送機構のみならず、ペルオキシソームの形成・維持機構、細胞機能の発現・制御機構の全容解明につながることが期待されます。
 本研究成果は、2013年3月4日(米国東部時間:午前9時)に米国科学雑誌「The Journal of Cell Biology」に掲載されます。
関連先リンク
 ・プレスリリース(九州大学:PDF)
 ・代謝生理学研究室
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