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 カリフォルニアに落下した隕石の分析結果が「サイエンス」誌に掲載されました。
平成24年12月25日(火)
 2012年12月21日、米国「サイエンス」誌にカリフォルニアに落下した隕石の分析結果が掲載されました(Science, 21 December 2012: Vol. 338, no. 6114, pp. 1521)
隕石の分析を行った岡崎助教(中)・武智さん(右)と飛松さん(左) 岡崎 隆司(九州大学大学院理学研究院 助教)、武智 弘之(九州大学理学部 4年)、長尾 敬介 (東京大学大学院理学系研究科 教授)は、カリフォルニアに落下したSutter's Mill隕石コンソーシアムのメンバーとして協同科学分析に参加しました。岡崎助教らは希ガス同位体分析(Science 338, 2012に掲載:論文内容説明は九州大学プレスリリース)を行い、この隕石がプレソーラー粒子を含む始原的な物質であること、隕石母天体表面で太陽風の照射を受けたこと、母天体脱出後、約5万年という、大部分のCM炭素質コンドライト隕石に比べて異例に短い期間宇宙空間を漂った後、地球に落下してきたことなどを明らかにしました。
隕石の分析に用いられた高感度質量分析計 希ガス同位体分析には九州大学大学院理学研究院の希ガス同位体専用の高感度質量分析計を用いて行われました。この装置では微量の希ガスを測定することが可能で、例えばXe(キセノン)原子が数千個あれば検出可能です。このような高性能の装置を学生と共に維持・管理し続けることで、今回のような国際的共同研究に参加し、成果を上げることができました。
高感度質量分析計を用いた分析作業の様子 今後はさらに新しい質量分析や分光装置の開発を行い、2020年帰還予定の「はやぶさ2」探査機のリターンサンプル分析に参加できるよう、着々と準備を進めています。
解説記事
 ・5万年を旅した隕石@九大理学部ニュース
関連先リンク
 ・九州大学プレスリリース(2012年12月21日)
 ・惑星系形成進化学研究室
 ・はやぶさ2プロジェクト
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