物理学科

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学部教育について
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1. 教育理念
教育理念・目標、育成する人材像
  学部生の授業風景  物理学とは、物質がどのように構成され、その物質の性質がどのように現れ、現れ方がどのような法則に従っているか、を知ろうとする学問です。極微の素粒子の世界から、身の回りの物質、そして極大の宇宙に至るまでの、様々な階層の自然の中にひそんでいる基本的な法則を知ろうとする営みと言えます。また近年、物理学は情報の発生・伝達も研究対象としています。
 物理の先輩達は、それまでの法則では説明できない不思議な現象に出会った時に、それらの法則の成り立ちにまで立ち戻って深く考え直し、不思議な現象からより普遍的な法則を発見してきました。
 物理学科では、物理学の基本法則を十分に習得し、そして常識では説明できない現象に出会った時には常識の生まれたところまで戻り、物理学の基本法則を駆使して考え直すことが出来る力を身につけることを、教育目標にしています。
 物理学は応用を目的とする学問ではありませんが、人類の歴史において、物理学の成果を応用した多くの発明や新製品が産業をそして社会を発展させてきました。また、物事を基本法則から考え直すことは、基礎科学研究において重要なことですが、新しい製品やシステムを考案する際にも非常に重要なことです。最近、研究開発を重視する企業が増え、物理卒業生への求人が増えています。
 物理学科では、物理学の知識と考え方を身につけて学界・産業界・教育界で活躍できる人材を多く育成することを目指しています。
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2. 教育プログラム
教育課程の特色・内容
  ゼミの風景 物理学科には物理学コースと情報理学コースがあり、2年次前期までは共通の科目を履修しますが、2年次後期から志望と成績によっていずれかのコースに配属され、物理学コースでは物理学そのものを体系的に学習し、情報理学コースでは情報の分析・処理・演繹などを学習します。物理学コースと情報理学コースの人数比は約4:1です。
 いずれのコースでも3年次までに基礎的な科目を履修します。演習を多く行って講義内容の理解を深めると同時に、実験・実習により原理の基礎となっている現象に触れながら現象を調べる手法を身につけて行きます。4年次では、専門的な科目の履修を通じて最先端研究の方法や到達点・問題点を把握するとともに、希望の研究室に所属して研究現場の雰囲気に触れながら各人の特別研究を行います。
教育指導体制
   物理学コースの講義は、素粒子・原子核理論、原子核実験、宇宙物理、物性・統計理論、固体・液体・ソフトマター実験等の物理学の広い分野をカバーする教授陣が担当します。情報理学コースの講義は、主として発見科学、基礎情報学の教授陣が担当します。4年次にはこれらの教授陣の研究室で特別研究を行います。また演習や実験では、大学院生のティーチング・アシスタントによる指導も受けます。
卒業要件および成績評価
   成績評価は、期末試験、レポート、出席数により行います。全学教育53単位以上、専攻教育70単位以上、総合選択履修4単位以上の計127単位の取得が卒業要件です。
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3. 求める学生像(求める能力、適正等)
   第一に、物理学の学習に必要な基礎学力を持っていることが必須です。高校数学および高校物理の基本事項を理解していることと、講義理解・情報収集・レポート作成・発表が出来る国語学力が必要です。高校英語(または指定外国語)の学力は将来の活躍のためにも重要です。
 第二に、物理学を学んで自分のものにしようとする意欲が必要です。意欲があるとは、自ら進んで読書などで知識を広め、自分で疑問点を考え、先生や知人に質問するなど、積極的に行動することを意味します。
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4. 入学者選抜の基本方針(入学要件、選抜方式、選抜基準等)
  授業風景 別途指定する入学出願資格(高校卒業など)があり、平成18年度大学入試センター試験の物理学科が指定する教科・科目を受験することが必要です。
 AO選抜では、まず11月に志望理由書と調査書による選抜を行い、さらに1月下旬に課題探求試験と面接を行い、大学入試センター試験の成績と総合評価して、学力・熱意・適性を合わせ持った将来性のある学生を選抜します(定員10名)。
 前期日程では、高等学校教育までの基礎学力を試験し、センター試験と総合した成績と志望順位とにより、確かな基礎学力のある学生を選抜します(定員42名)。
 後期日程においては、面接試験を行い、センター試験成績とあわせて、物理学を学ぶ意欲とそれを裏付ける学力のある学生を選抜します(定員6名)。
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5. その他
就職、進学状況
   就職する時期は、学生の約10%が学部卒業後、約70%が大学院修士課程終了後、約20%が博士課程終了後です。大手企業等から九大物理への直接求人は多く、求人率は10倍以上です。就職先は、半導体、ソフトウェア、電機、機械、自動車、総研、証券、公務員、高校や大学教員など広範囲にわたります。
  卒業生の活躍
  中庭の池 例えば2004年に原子番号113の新元素を理化学研究所で発見した森田浩介博士は、1975年の物理学科入学生(かつ柔道部)です。また、女性科学研究者育成のために設立された守田科学研究奨励賞を2005年に受賞した肥山詠美子博士は1989年入学生です。卒業生は、学界・産業界・教育界で広く活躍していますが、産業界で活躍している人が最も多くおられます。
教員の研究活動
   流行に乗った研究よりも次の流行を起こしうる基礎的な研究に力を注いでいるのが特徴と言えます。これまでに、ボルツマン賞を1名、仁科記念賞を3名が受賞しています。
高校大学連携
   物理学科では、教育・研究の成果を広く社会に開放し、文化の向上及び地域社会への貢献に資するため、毎年、高校生を対象に体験入学、出前授業等を実施しています。加えて2005年度には、国際物理年2005を記念して、小学生高学年から高校生・大人までを対象とした記念事業イベントを行います。
学科の情報
   物理学科の情報は、ホームページ
http://www.phys.kyushu-u.ac.jp/
にもあります。毎年趣向を凝らしたニュートン祭を3年生が主催して学生・院生・教員全員で楽しむなど、和やかな雰囲気の学科です。
物理学科アドミッションポリシー(2006年度入学者向け)
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