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学部教育について(アドミッションポリシー)

教育理念(教育理念・目標、育成する人材像)

計算機のなかで地球磁気圏を作る。

 これまでの科学は、自然を支配する基本法則を解明して来ました。しかし、我々が実際に見る気象・地震・火山・オーロラなどの諸現象は複雑で、基本法則だけではなかなか理解出来ないのも事実です。地球惑星科学は、基礎科学の知識と最新のテクノロジーを組み合わせて、地球や惑星で起こるこれらの複雑な現象を明らかにしていく学問分野です。

 地球惑星科学ではまず実際の自然を自分の目で観察します。次にIT技術を駆使した精密観測、世界同時観測、衛星観測など、より進んだ観測を行うと共に、超精密物質分析、室内実験なども行い、地球とそれを構成する物質をよく知ることを目指します。またスーパーコンピューターを用いて複雑な自然の事象をそのまま計算機の中に再現することに挑戦します。

 これらの教育を通じ、基礎科学全般を身につけると同時に、複雑な自然を観察・解明する能力を養い、21世紀の科学・技術・社会を担う人材や、地球環境の変動、自然災害などの予測を行う専門家を育成します。

教育プログラム

教育課程の特色・内容

崖をよじ登って調査する重田康成博士(国立科博:サハリン共同研究)

 地球惑星のさまざまな自然現象の理解には、広範囲の基礎知識を必要とします。そのため、まず地球惑星科学の考え方の基礎と、その基盤としての数学・物理学・化学・地質学・生物学を学びます。

 次に地球惑星科学全般の講義を通じて専門分野の導入知識を習得すると同時に、実験・実習・演習によって実験技術、分析技術、解析技術、計算技術を身につけます。

 特別研究では、各研究室に配属され、個別のテーマを選びます。その研究に必要な基礎を学び、研究を実際に体験し、発表や論文作成をします。

教育指導体制

 太陽系惑星、電磁圏・惑星プラズマ、大気・海洋、地球表層および内部と広範囲に広がる地球惑星領域の中で、地球と太陽系の起源と進化、宇宙圏・流体圏の構造や循環、個体地球内部と地表の構造・その形成過程・そこでの物質循環、生命の発生と進化、地球惑星環境の過去・現在・未来などを研究する教員が講義を担当します。また実験・実習・演習では最新の設備が使われると共に、大学院生のティーチングアシスタントによる指導も行われます。

科目履修

外核の対流によって誘導される内核内部の流れ

 履修する科目は大きく分けて基幹教育科目(全学で共通に行われる科目)と専攻教育科目からなります。基幹教育科目は入学後、最初の1年におもに履修しますが、一部は高年次に履修します。専攻教育科目はおもに2年次以降に履修します。専攻教育科目には地球惑星科学に関する科目と、地球惑星科学の基礎になる物理、化学、数学などの科目があり、講義、実験、実習、演習などさまざまな形態での教育が行われます。3年次後半には各研究分野に配属されて特別研究を行います。

求める学生像(求める能力、適性等)

伊都キャンパスの地球深部実験室に設置された高圧実験装置

 地球惑星科学の学習に必要な基礎学力を持っていることが必要です。高校数学および高校理科の基本事項を理解し、大学での講義の理解、文献の読解、レポートの作成、研究発表などのための国語力が必要です。また高校英語の学力は、専門文献の読解に必要であり、将来、国際的な場で活躍するためにも必要です。

 当学科は、地球惑星科学の高い専門的知識や考え方を活かして、研究者、技術者、教育者として日本ばかりではなく世界で活躍することをめざす入学者を選抜します。このために、十分な基礎学力だけでなく、地球惑星科学の勉学に対する熱意、自然現象への探求心をもった創造性豊かな入学者を選抜します。

入学者選抜の基本方針(入学要件、選抜方式、選抜基準等)

 別途指定する入学出願資格(高校卒業など)を満たし、大学入試センター試験の地球惑星科学科が指定する教科・科目を受験することが必要です。

 アドミッション・オフィス入試では、課題探求試験と面接を行い、大学入試センター試験と総合して、学力・熱意・適性を合わせ持った将来性のある学生を選抜します。

 一般入試(前期日程)では、高校教育までの基礎学力を試験し、大学入試センター試験と総合した成績と、志望順位により、確かな学力と意欲のある学生を選抜します。

 一般入試(後期日程)では、面接試験を行い、センター試験成績と合わせて、地球惑星科学を学ぶ熱意とそれを裏付ける学力のある学生を選抜します。

  • 最終更新日:2017年8月30日