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研究院長あいさつ

 九州大学の理学部は1939年に物理学科、化学科、地質学科の3学科で創設されました。現在の私たちの組織は、学部教育組織の理学部(5学科;物理学科、化学科、地球惑星科学科、数学科、生物学科)、大学院教育組織の大学院理学府(3専攻;物理学専攻、化学専攻、地球惑星科学専攻)、および教員組織の大学院理学研究院(4部門;物理学部門、化学部門、地球惑星科学部門、生物科学部門)から構成されています。

 理学は自然科学の中で基礎的な学問分野です。理学の研究は自然界に見られる普遍的な現象を抽出し、それに体系的に説明することを目指しています。私たちはまだ自然のごく一部しか理解していません。自然をもっと深く理解したいというのは人間がもつ知的好奇心です。そのために私たちは実験や観測、観察を行い、理論的な説明を試みています。さまざまな現象をうまく整理し、きれいに説明できるというのは一つの発見であり、大きな感動を味わうことができます。ちょうど複雑なパズルを完成させるとか、推理小説の謎を解くといったような達成感のもっと大きなものといえばよいでしょうか。皆さんにもぜひその感動を味わっていただきたいと思います。
 そのためには考えるということが大切です。理学の教育ではなによりも基本原理に立ち返って考えるということを重視します。新しい発見は自由な発想や独創的な思考から得られますが、それが考えることの楽しみといえるでしょう。ぜひ私たちと一緒に考えることを楽しんでください。

 よく理学部の卒業生の進路について聞かれますのでここで述べておきましょう。理学部の卒業生は75%以上が大学院理学府の修士課程に進学します。修士課程を修了した大学院生は2割程度が博士後期課程に進学して研究者を目指しますが、残りの8割は企業などに就職します。つまり理学部に進学した方の大半は大手の企業に就職し、高度な技術者として社会で活躍します。企業が理学部の学生を求める理由の一つはやはり自ら考える力に期待するからです。私たちは最先端の研究だけでなく、論理的思考力に優れ、社会をリードする人材を育てることを教育の目標として努力を重ねています。
 九州大学理学部ではその他にも国際的に活躍するリーダー養成のための国際理学コースや、理学部独自のオレゴン州立大学短期留学プログラム、サイエンス英会話トレーニング講座などを準備し、グローバル人材の育成にも取り組んでいます。詳細はそれぞれのホームページをご覧ください。

 このホームページを通して皆さんが九州大学理学研究院・理学府・理学部に興味を持ち、理解を深めていただけることを期待します。